憧れのDragon Class 【その6】
2015.10.12 Monday
楽しかった大人のヨット遠足から束の間、3日後にはドラゴンのレース
9月26・27日 KYC AUTUMNREGATTA 2015 DRAGON
ラッキーな事に、両日とも、レースに参加させて頂く事になりました
初めて、2日連続でレースに参戦
やった〜 楽しみ
と前日からワクワク。
嬉しさと感謝の気持ちで、いっぱいでした
シルバーウイークに引き続き、この週末も快晴
もうそろそろ、服装も秋冬支度かな とお話ししていましたが、
汗ばむ陽気でした
我がチームは、艇長(オーナー様)を含め、ヨットの大ベテランでチーム構成されています
私を除く、です (笑)
ですが、ドラゴン界では、まだスタートしたばかりのチーム
いい意味で、マニアックなDragon
艇によって、チューニング、艤装も様々です。
数mm単位のセッティングで、走りが変わるそうです
そんな、へぇ〜・・・と思うお話しばかりをこのクラスにいると、聞く事ができます
新米ドラゴンセイラーの為に、艤装や乗り方など
先輩セイラーの皆さんからアドバイスをご伝授頂けれる事もしばしば
私も、 な事や壁にぶつかると、厚かましくも質問させて頂き、乗せて頂く度に勉強の毎日です
私のヨットノートも、航海記録と勉強した事で、かなり充実して参りました
ドラゴンクラス全艇が、きちんと(同じレベルで)走れるように・・・。
と言う想いからか、愛艇も今回、スピンなどのシステムを新装して頂きました
しかも、他艇のドラゴンセイラーの先輩がです
無償の愛だ ・・・と、感激でじ〜ん。。。感謝の気持ちでいっぱいです。
ちょっとでも、早く走れるように、乗りやすくなるように
ヨットに乗っていると、この様に先輩方が面倒を見て下さることがあります。
皆さん、同じようにおっしゃるのは
『僕も昔、こうやってお世話になってきたから。』
そういうセリフをさらりと言ってしまう、海の男(大人)は最高に格好いいです
私もこの御恩の数々を忘れずに、今はヨットを真剣に楽しむ事で御恩を返したいと思っております。
そんな想いを胸に挑んだ、今レース
両日とも、素直じゃない、ひねくれた風
微風のち、3〜4m吹いたり・・・ぴたりと止んだり
風が180度変わって、マーク変更したり、コース短縮になったり
非常に、難しいコンディションのレースになりました。
今回も、私はトップ(フォアデッキ)を担当させて頂きました
ミドルの先輩とも、何回かご一緒させて頂いているので、息が合って来ましたが、
1日目は4位で終了
艇長から、激励のお言葉を頂き、明日こそは と迎えた2日目。
3レース、4レース
なんと 上マークをトップで回航できたのです
憧れのDragon Class
何事においても 一番になった事のない私が、初めて見れたトップの景色
1番の景色って、こんなに綺麗なんだ。。。
海の上では泣かない、と決めていたはずなのに
嬉しい 楽しい
感激
と、レース中にも関わらず、うるうると目頭が熱くなりました
のろまな亀が、うさぎを追い越した瞬間の気分でした。
ヨットをしてて良かった (オーバーだけど
)生きてて本当に良かった〜
本当に、そう思い、感極まりました。
しかし・・・感動も束の間 甘くないのがドラゴンクラス。
マシントラブル ちょっしたミスが命取り
トップ回航したはずなのに、終わってみると4位に
当たり前ですが、ヘルムスの先輩からお叱りを受けました
気を抜いたつもりは全然なかったけど、トップで感激しすぎたのがダメだったかと反省
でも、この熱い気持ちはなんなでしょう
今まで乗せて頂いた中で、一番の動きをできた (はず)
恋焦がれたドラゴンのレースで、こんな素敵な景色を見せて頂いたんだから・・・
充実感いっぱい、楽しかった 最高
その想いしかありません。
まだまだ、未熟ですし、修行あるのみですが
生意気ですが、初めてトップの景色を見る事ができ、私の中で何かが変わった瞬間でありました。
レースが終わってから、夕暮れ時
余韻に浸りながら、先輩と艇長と今日のレースを振り返り乾杯
身体はクタクタのはずなのに、余りの充実感で、ハーバーから帰れずにいました。
その、お言葉のひとつひとつが、心に響き
この景色も、私は忘れられないものとなりました
- by 艇長
- 2015/10/19 1:16 PM